Compositing AcademyがNuke用の無料プラグイン「pScatter」をリリースしました。このプラグインは「完璧すぎる3DCGレンダーを崩す」ためのツールで、BlenderやHoudini、Mayaで作られたレンダーにポジションデータパスを使って表面の質感を後から追加できるそうです。
pScatterでできること
- 表面の汚れ・傷の追加:ポストレンダーでリアルな汚れ、擦り傷、雪、雨粒などを配置
- 3Dモデル不要:元の3Dファイルがなくても、ポジションパスさえあればテクスチャを分散配置可能
- 対応ソフト幅広:Unreal Engine、Houdini、Blender、Maya等からのポジションパス出力に対応
- 動画にも適用可能:エネルギーフォースフィールド効果や雨の演出など、動的なエフェクトにも使用可能
- プロシージャルノイズより制御しやすい:Nuke内の従来手法と比べて、より細かい調整が可能
開発元のCompositing Academyによると、このプラグインは3Dアプリケーションから出力される「きれいすぎる」レンダリング結果を、よりリアルで自然な見た目に仕上げるためのツールとのこと。SF映画のカモフラージュパターンのような演出的な用途にも使えるそうです。
技術仕様・入手方法
pScatterはNuke 15.0以降で動作し、商用利用も含めて完全無料で提供されています。Gumroadからダウンロードできるようになっていて、0ドルで入手するか任意の金額を寄付することも可能です。
楽園からのひとこと
3DCGのレンダーがきれいすぎて逆に「CG感」が出てしまうのって、よくある悩みですよね。特にBlenderで作った作品を見返すと「なんか完璧すぎて嘘っぽい」と感じることがあります。このプラグインがあれば、わざわざ3Dソフトに戻ってテクスチャを調整する必要がないので、コンポジット段階で気軽に「汚し」を試せそうで便利だと思います。無料なので、Nukeユーザーなら試してみる価値がありそうですね。


